題名「ある愛奴の唄 ストーリー…1… 」です。
ある愛奴の唄 [目次] 次NEXT 戻るBACK TOPINDEX
フランスの歌

師匠は妻の裸体をキャンバスにした。
驚く弟子に筆を持たせマシュマロの肌に文字を書かせた。
師匠は弟子の父修造を溺愛し男の愛を体に刻んだ。
特殊な仕事を好んで請け負い常人には理解出来ない芸術を体感した。

 やがて自分の限界を感じ師匠の妻の姪を妻に迎え独立した。
刺青と縄の世界だった。
毎日浮世絵を眺め独自の文字世界を確立していく。
母の妙子さんは千賀さんを産んで全身に刺青を施して天女となっていた。

 毎日、母と抱き合い父に筆でイカされていた。
千賀さんは父から他の男と会話する事を禁じられ、
女だらけの世界に幽閉され勉強と異常愛を教え込まれた。

 女家庭教師にフランス領モルジブの楽園をレズの快感と共に体に教え込まれた。
世界で一番綺麗な言語を二人の共通会話にして愛し合っていた。

父が長期で国宝の修復に取り掛かったある日、後継者の少年が現れた。

父から許嫁として千賀さんに紹介された。
初夜は父と少年の交わりを見せ付けられ母と家庭教師に抱かれた。
女子高に入学し最高学府を目指した。
 家庭教師の卒業した某国立大学だから簡単に入学出来る。
 家庭教師も全身に刺青を入れ養女として迎えられる事になった。

千賀さんは冒険に出たのだ。

大学を中退し民間に就職したのだ。父は知らなかった。
千賀さんを民間の中で働かせ愛を体験させるために母と家庭教師が仕組んだ事だ。

 しかも先輩に与えるためだった。

ここは中小企業である。従業員二十人しかいない。
新卒の高校生三人が採用された。
主人公の鈴木かずみは学校一番のブスに追い掛けられた。

進路指導の杉浦先生から銀行に落ちたら大泉機器に入りなさいと伝えられた。
「はい」
「銀行の三箇所から不採用通知が来たから諦めなさい。
大企業の歯車より中小企業の柱になりなさい」
「先生!嘘です。中学の時も有名校のビリより
二流校のトップになれとこの学校に来ました。
また同じ嘘で私を救ってくれるのですか?」
「そうよ、あたたが勉強より愛を得たこの学校は楽しかったでしょう?
また愛を与えるわよ」
「愛ですか?」


進路が決まり事前面接に望んだ。
悪友からブスが一緒だと告げ口されたが興味なく流した。
「機器とは何の会社ですか?」
「参ったな、進路指導の先生から変わっていると聞いたが本物だな。
私は自衛隊あがりだ」
 さっとかずみの手を握った。
 抱かれる予感がした。
「アハハハハ心配するなよ。そういう趣味はないよ。女の楽園だよ。
十五人の会社で年商三億だ。三年後五億だから君を雇うのだよ」
「何の仕事ですか?
「知りたいか?便器運びだよ」
「え!便器ですか?」
「そうさ、ゆりかごから墓場まで総合商社にするために便器運びさ、
創業五年で五億なんて凄い躍進なんだよ」
「トイレはいつでも行くだろ?だから重要なんだよ」
「はあ?」
「つまり洋式トイレを売り捲る。ウォッシュ便座が爆発的に売れるからな。
とにかく内定したよ」
「ところでブスが好きなのか?」
「はあ?優子さんの事ですか?」
「そうだよ。君を採用したら彼女も採用だかどうする?」
「迷わないです。採用して下さい」
「本当に付き合っているのか?」
「まさか、ブスに興味はありません」
「男いるんだろ?」
「はい、中学の先生です」
「別れなさい。楽園に誘うよ」
「意味が解りません」
「君は女の中に愛を感じないのだろ?」
「はい、彼女は沢山いますが心から愛する事が出来ません」
「不幸な少女がいるんだよ。私の妻が愛した少女だよ。レズなんで男嫌いなんだよ。
名前は瞳だ。年は十五才よろしく頼んだぞ」
「社長、この会社には少女がいるのですか?」
「優秀なバイヤーが三人いるが、女は一人もいないよ。
今年から秘書としてペアにする女性を採用するよ。」
「会います。会って話がしたいです」
「そうか、楽しみだな。君の補佐に可愛い男を採用したから男にしなさい。」
「そんな事できません」
「そうか、女形だな。アハハハ」


迎えられた変な会社はかずみを男にした。

春休みアルバイトとして働いた。
中学の先生夫妻から徐々に卒業するために女装趣味から男になると決意した。

次ページ★題名「         」です。★構成★校正中
前ページ★作品インデックス★ かずみラブトップに戻る